終わりと始まり

身近に改めて認識させる事があった為、愚考一筆。

少し表題について考えてみましょう。
思い浮かぶ事の大抵は、何かの終わりは何かの始まりに繋がります。

では終焉はどうなのか、そこで終わりではないのか?学生の頃意地悪く考えたものです。

普段生活をしていれば、何らかの関わりによって知識や経験等で影響を与え合っています。
終焉後においてはその個人では直接干渉できずとも、知識、経験の発展形としての思想、技法やそこから導き出される様々な種類の作により、後の世代に干渉する事ができると考えました(望む、望まないは別として)。

それらはそのままのものでは無く、それに関与する様々な人や事柄に影響を与え、形を変えていく。
そういった事の繰り返しが私達であり、現代であると思います。
つまり後に繋がりを持つという事でもあり、そこには終わりだけではなく始まりがあると考えます。

そして今、この時にも前倒しに影響を与え合う事で始まりがあり、終わりが訪れたとしても続いて行きます。

ですから一日一日を大切にしたいと思います。

いつもの行動、いつもの時間の流れなのかもしれません。
結果、変化の無いいつもの一日なのかもしれません。
しかし同じ曜日同士でも全く変わらない一日というものは無く、変化が感じにくいだけなんですね。

今更・・と思われるでしょうが、その日や行動等にあるはずの変化を見つけてみてはいかがでしょう。
そういった行為を面白いと思えるようになったら、曜日を忘れるなんて事は無くなるかも?

(人生半ば程の小僧が生意気な事を書きました)

 

さて、日常生活においても終わりという事は、良悪半々です。
完遂、期間満了等は良いですが、中途で諦めざるをえないような事は残念です。

ですが両方共、終わりと同時に始まりがあります。
その始まる何かには希望と同時に不安もあると思います。
暗中模索し、なかなか実を結ばない事もあるでしょう。

そんな時には一息ついて、別の事を考えたり見たり行動して下さい。

上手くいかず焦っている時は難しいでしょうが、是非ともやってみて下さい。
よく失せ物を見つける時にする手ですが、方針や行為においても有効でした。

そして上手く行った時は、その都度少しだけ自分を褒めてあげて下さい。
次第にこれらの行為は必要無くなってくるでしょうから、そうなればもう大丈夫です。

辛い時ほど笑え、という言葉を聞きますが、そのまま実行するとやはり辛いものです。
感情のままとことん愚痴を言ったり、泣くべきと思います。そこで吹っ切り、笑いませんか。

そんな時の笑顔は、実に美しいと感じました。

まずは始まりにも気付いてあげて下さいね。

 

今年ももう終わりです。
どんな1年だったでしょうか、特に記憶に残る出来事はありましたか ?

それが悪い事だったら、今年の内に起きたのですから来年は良い事があるでしょう。
良い事なら、そのまま良い方向へ続いて行くでしょう。
悪い事は覚えているものですが、良い事は気付いていないことが良くありますからね。

 

身近なものに優しく目を向け、細やかでも幸せに繋がる何かに気付けたらと、切に思います。

 

来年こそ良い事がありますように・・ではなく、今年も良い年だったと言えますように。

 

 

2014年12月、終わりと始まりの狭間にて。

                                       岩﨑   

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