小説家

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最近、本を読んでみたいと思うようになりました。

 

こんな感覚は小学生のころ、『ズッコケ三人組』を読んでいたあの時以来です。

 

それ以後は活字嫌いで、教科書もまともに目を通すことは無くなりましたが、

高校時代ひょんなきっかけで中国語と出会い、

漢字は結構好き

というミーハーな外国人の様になってしまった私。

 

そんな私が最近手にしたのは、金庸さんの本です。

 

世界広しといえど、中国人がいる所にこの人の本がない場所はない。

とまで言わしめるほどの絶大な人気小説家。

 

武侠小説と呼ばれるジャンルになります。

武道の世界における義理人情を中医薬(漢方)や経穴(ツボ)、そして歴史をもとに壮大に書き込んでいます。

 

今私は

『射鵰英雄伝』 という彼の代表作を読んでいます。

長編です。

主役は生まれる前の親の頃から書き進まれます。脇役がとんでもないほど出てきますが、

どれも主役クラスに個性が強く、ともに成長しながら紹介されたりします。

 

モンゴル系や少数民族がわんさか出てきて、名前を覚えるのに一苦労です。

例えば、日本ではチンギスハンで知られてますが、彼の中国語表記は鉄木仁です。。。

テムジンと呼ばれて、長男のジュチやら重臣のジェベやらが、盟友ボルジュと え?え?え?って感じです。

 

しかし読み進めていけば、なるほど面白い!

なぜこれが分かりやすく日本で映画化されないのか、非常に残念。

西遊記や敦煌、三国志、水滸伝、時代は違えどスケールは更に上をいく感じです。

 

他にもたくさん彼の名作があります。

 

ジンヨン(金庸)と言えば、中華圏の方で知らない人はいません。

是非カタカナのままで発音して通じるか試してください。

知らない華人はいませんっ!

 

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