岩﨑です。
東映通院に、小説が入りました。
長かった・・開院以来8年かかりました!! (・・動いたのは数日前ですが)
こちらの院は東映撮影所やT・ジョイがすぐ傍の為、映画化、アニメ化されたようなものを入れる傾向があります。
・・という事で一つ目、
合戦屋三部作のうち、一と三作目です。
二作目は過去の事を書いているので、興味をお持ちならどうぞご購入下さい・・ただしOZにはありませんでした。
これは是非映画化かドラマ化して頂きたい作品です。
信濃の弱小豪族のもとに浪人が訪ねて来るところから始まるのですが、面白いです。
名の知れた勢力や人物は皆さんご存知でしょうが、時代の中に埋もれていき名を残せなかった人物こそ多くいるわけで、そういったところに視点を置いた作品となっています。
学園町院にある富樫倫太郎さんの軍配者シリーズも面白いのですが、そちらは有名な、こちらは無名の人物を描いています。
二つ目・・
そう、今を時めく?新海誠さんの作品です。
「君の名は。」は、元々美麗な作品を誇る方が作られているのですが、すごい人気ですね。
そちらの書籍も出ているのですが、観た人で気になった方は持っているでしょう?
という事で、2007年公開のアニメ映画としては3作目となる「秒速5センチメートル」の小説が入りました。
①ほしのこえ
②雲の向こう、約束の場所
③秒速5センチメートル ☜ これ!
④星を追う子ども
⑤言の葉の庭
⑥君の名は。
この作品は「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」と3編に分かれていますが、主人公の小学校から現在までを辿る形でつながっているので、章といえます。
キャッチコピーは、「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」
・・琴線に触れた方もいるのでは?
こんな感じのもので、全体的に落ち着いた静かな作品です。
進むスピードは人それぞれですが、変化≦停滞で進行していき、変わっていくのに、変わっていくはずなのに、変わらなくてはならないのに・・もどかしさと苛立ちをたった63分で表現できている秀作です。
小説は観た方が映画で気になった所を補完する形で書かれているので、そのままでも読めますが、DVDやインターネット上で一度映画を観てからの方がより楽しめる思います。
その時にかかる主題歌は・・
山崎まさよしさんの「One more time , One more chance」です・・これはグッときますよ!この作品に素晴らしいくらい合っています。
聴いた事の無い方、YouTubeで秒速5センチメートルバージョンもあるので視聴してみて下さい。